ソファー・バッグ・財布修理|熊本市 革修理は革研究所 熊本北店
革修理ブログ
2026/10/01
【熊本】本革リュックのショルダー付け根を縫製修理した事例
こんにちは!
革研究所熊本北店です!
本日は熊本市のお客様「本革リュックサック」 縫製修理の施工事例と革の表面加工などについて紹介します!
それでは早速、依頼品を見ていきましょう!
目 次
今回のご依頼品はこちらになります!
ショルダーの付け根の部分の縫製修理になります。
元々は持ち手とフックが縫い付けられており、フックの方についていた金具にショルダーが取り付けられていたようです。
どちらもちぎれてしまっており、リュックサックとしては使えない状態です。
ご依頼主はバイクに取り付けて利用したいので持ち手の部分はいらず、ショルダーを縫い付けて欲しいとのご依頼でした。
上から新たに縫い付ける方法も考えたのですが、見栄え的には一度縫製をといて、縫い直す方が綺麗な見た目になると思い、その方法で施工しました。
それでは施工後の状態をご覧ください!
いかがでしょうか!
ショルダーを違和感なくしっかりと縫い付けることができました。
ミシンで縫い付けることも可能なのですが、今回は手縫で縫製修理しました。
これでバイクに取り付けて問題なく利用できるかと思います♪
今回の修理依頼のように、バイクに取り付けられるように仕様を変更したい、カスタムして欲しい!といった依頼も受け付けております。
料金表にはない依頼内容のため、お見積もりに時間をいただくことがありますが、お気軽にお問合せ下さい。
ご依頼品は少し革が乾燥しており、ところどころひび割れが起きている状態でした。
まだ使用する分には問題ないですが、このまま乾燥が進行すると破れてしまう可能性があります。
そういった場合は革専用のオイルを塗り込んでお手入れすることをお勧めします。
ひび割れが直ることはありませんが、オイルを塗ることで革が潤い、柔らかくなります。
ひび割れが進行しにくくなり、耐久性を維持することができます。
オイルは一般的に売られているもので大丈夫です。
革によっては合わないものがあるので、隅や見えないところでシミにならないかなどためしてみることをお勧めします。
また、塗りこみすぎるとシミとなって色が濃くなっていくことがありますので、加減しながらお手入れしてみてください。
今回のリュックサックはヌメ革を使用して作られたシンプルなものでした。
基本的にリュックサックやカバンなどは、革や布を張り付ける内張りや袋状に革や布を付ける内袋をつけて内側の強度を出すのですが、ご依頼品は皮一枚で仕上げられていました。
かなり分厚い革でなので、生後2年以上の牛革だと思われます。
ヌメ革は、革の作成工程で銀面(革の表面のこと、元々は表皮にあたる箇所)に顔料やコーティングを施さないものをいいます。
顔料は、革表面に色をのせる塗料のことで、お化粧で革の色を変えているイメージに近いです。
対して染料は、革の内部に色を入れて染め上げるものです。
また、ヌメ革に耐水性などの強度を出すためにオイルを塗りこんだオイルレザーもあります。
ヌメ革は表面の保護がされていないので、水や油が染み込みやすく、劣化もしやすいですが、エイジングで徐々に飴色に変化していく工程を楽しむことができます。
お手元の革製品がヌメ革かどうかを見極める方法は、水や油が染み込むかどうか。
スッと染み込めばヌメ革の可能性が大きいです。
染料で染め上げている革も同様です。
ただし、長年使用している革製品は、表面の顔料やコーティングが剥がれていて浸透しやすい場合もあります。
先ほど紹介した表面を加工しないヌメ革とは別に、顔料やコーティングを施す事で表面を加工した革製品があります。
表面加工は種類が豊富なので、少し紹介したいと思います。
また、表面加工を施した革製品としていない革製品を区別するために、加工していない製品を”素仕上げ”と呼びます。
鞣した革を染色後、表面に薄い膜を施した革です。革本来の風合いを残しながら、ツヤと透明感を出すことができます。
また、表面を薄膜で保護することで、水や汚れが付くのを防ぐことが可能です。
ただし、他の表面加工に比べるとデリケートな素材となるので、撥水加工などをすることをお勧めします。
革表面に顔料を乗せることで、様々な色を表現することができ、汚れが付着しにくくすることができます。
ただし、顔料を乗せることで革本来の風合いは少し弱まってしまう欠点があります。
当店で行っている色褪せや染め直しの多くはこの顔料を使用しています。
タンニン仕上げの革の表面をメノウやガラスなどのローラーで磨き上げることで自然なツヤ感をだす仕上げ方法です。革の銀面が平滑になるのと独特な色の深みが現れます。ガラス板などを使えばご自身でも簡単に行うことができます。
革を揉みこんで、細かいシボ(革表面のシワや凹凸)を付けることができる加工方法です。
様々な表情を出すことができますが、表面の傷を目立たなくしたり、革自体に柔軟性を与えることができます。
鞣し作業工程の際に、特殊な薬剤を入れて革の銀面を収縮させ、細かいシボを作り出す技法です。
シュリンク加工を施す革の部位によってシボの表情が変わってきます。
タンニン革の銀面をプレスして人工的にシボや模様を出す技法です。
ワニ革などの特徴的な柄も表現ができ、見た目では本物と見分けがつかないものもあります。
エンボス仕上げ、と言われることがあります。
いかがでしょうか?
ご自宅に当てはまる革製品はありましたでしょうか?
文章だけ見ても、実際にどの加工方法になるのか判断するのは難しいですよね。
グレージング仕上げ、揉み加工、シュリンク加工、型押し仕上げは見た目の特徴が大きいのでわかりやすいと思います。
ヌメ革、染料で染めた革とアニリンレザーは水滴を垂らすと染み込んでいくのが特徴です(染みになることがあるので注意してください)。
水が染み込む革で、摘まんで折り曲げた際、革の色が薄くなるものはオイルレザーです。
水が染み込まない革は、顔料仕上げが施された革や合成皮革になります。
合成皮革は、裏地が不織布などでできており、表面は型押し仕上げが施されています。
最近の型押し仕上げは精工にできており、見た目だけでは本革と見極めるのが難しものがあります。
革のいろいろな仕上げ方を紹介させていただきました。
ここで今回の主題である縫製修理に話題を戻したいと思います。
縫製修理で使用する糸は、一般的のもとは少し違うものを使用します。
一般的に販売されている糸は、綿や化学繊維などでできた布製品のためのものです。
糸は太さを番号で表すのですが、一般的な縫製で利用される糸は60番。
それに対し、革を縫製する際に使用する糸は帆布や革を縫うために使用する糸で、太さは20番。
飾りつけのステッチで使うのは8番や5番、まれに1番を使うことがあります。
そのため、一般的な洋服の縫製修理で用意している糸と革製品の修理のために用意している糸は違います。
使用するミシンも異なる場合があるので、布製品修理の店に革製品を持っていくと断られる場合がありますのでご注意ください。
今回はリュックサックの縫製修理と革の表面加工などについてお話をさせていただきました!
縫製修理は縫い直す長さによって料金が変わるのですが、簡単な縫製でも、他の部分を分解しないと修理できない場合があります。
そのため、思っていたよりも高額になることや、その場で判断がつかない場合などもあります。
ご了承いただければと思います。
そして革の表面加工は様々な手法があり、中には判断がつかないものもあります。
お手元に革製品がある方は、是非一度調べてみると良いかもしれません。
ここまでお付き合いいただけた方はありがとうございました。
バッグや財布、小物に関するベース補修と、縫製補修、クリーニングの価格を抜粋してご紹介します。
ベース施工とは(クリーニング+スレ傷補修+染め直し+色止め加工)コースです。
クリーニングのみ施工とは保湿ケアが含まれるコースです。
※汚れにより落ちないものもあります。
<ベース価格>
| ベース価格 | ||
|---|---|---|
| バッグ・小物関係 (持ち手込み※40cmまで2本) |
Sサイズ(タテ+ヨコ 35cmまで) | 17,200円~ |
| Mサイズ(タテ+ヨコ 60cmまで) | 21,100円~ | |
| Lサイズ(タテ+ヨコ 90cmまで) | 24,900円~ | |
| LLサイズ(タテ+ヨコ 91cm以上) | 30,700円〜 | |
| 財布等の小物 | 11,500円~ | |
| 持ち手(ハンドル) ※1本当たりの料金 |
3,800円~ | |
| 部分補修(タテ+ヨコ=16cmまで) ※1箇所当たりの料金 |
3,800円~ | |
この他にも、トップ加工、特殊素材、カラーチェンジ、色数、補修箇所、縫製の有無などなど、様々な条件やオプション、お品物の状態や施工の難易度などを確認した上でのお見積りとなります。
<縫製補修価格>
| 財布 | ||
|---|---|---|
| ファスナー交換 | 長財布 | 15,800円〜 |
| コンパクト | 13,900円〜 | |
| 小銭入れ | 12,000円〜 | |
| 引手作成 | 5,400円~ | |
| スライダー交換(シルバーorゴールド) | 5,400円~ | |
| ホック交換 | 3,600円〜/1個 | |
| 7,200円〜/2個 | ||
| バッグ | ||
| 内袋交換 ※1 | 20,400円〜 | |
| 内張交換 ※1 | 43,200円〜 | |
| 根革(付け根)交換 | 9,600円〜(1箇所) | |
| 持ち手作製 | 平持ち手 9,600円〜/1本 | |
| 丸持ち手 12,000円〜/1本 | ||
| ショルダーベルト作製 | 20,400円〜 | |
| パイピング交換 | 15,600円〜/1本 | |
| ファスナー交換 | 18,000円〜 | |
| ・ファスナーの布地の色がブラック、ブラウン以外の場合はプラス4,000円~(税込み) ・分解、再縫製をするため、元の縫製ラインからズレることがあります。 ・スライダーはYKKの物になります。海外製はプラス料金がかかります。(ririなど、プラス4,000円~(税込み)) ※1 使用する生地はキャンバスかシャンタンかナイロンになります。合皮、本革の場合は要相談。 |
||
<クリーニング価格>
| バッグ・小物関係 | |
|---|---|
| Sサイズ(タテ+ヨコ 35cmまで) | 7,800円~ |
| Mサイズ(タテ+ヨコ 60cmまで) | 9,500円~ |
| Lサイズ(タテ+ヨコ 90cmまで) | 11,200円~ |
| LLサイズ(タテ+ヨコ 91cm以上) | 13,800円~ |
| 財布等の小物 | 5,200円~ |
| 持ち手(ハンドル) ※1本当たりの料金 |
1,700円~ |
\大切な革製品を長く美しく使うために、修理やメンテナンスを検討してみませんか?/
掲載価格は目安です。価格改定により変更となる場合があります。
詳細な料金は、お見積り時に確定いたします。
革研究所熊本北店では、大型のソファや椅子から、小物のバックや財布、革靴など革製品であれば何でも修理に対応しております。お見積もりは無料ですので是非お気軽にお問合せください。
ご依頼の製品によってクリーニングのみやカラーチェンジ、革の張り替えなど状況に応じて個別に対応しております。料金プランもございますが、施工内容によって金額は前後いたします。
出張見積りについては当店から車で1時間の距離でしたら無料でお伺いさせていただきます。
また、LINEのお友達登録、見積依頼で総額5%OFFになります。
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