ソファー・バッグ・財布修理|熊本市 革修理は革研究所 熊本北店
革修理ブログ
2026/08/27
ロエベの財布修理を熊本でお探しなら!三つ折り財布の全体リペアとコバのベタつき解消
こんにちは!
革研究所熊本北店です!
今回は、菊陽町お住いのお客様「ロエベ 三つ折り財布」全体修理+コバ修理の施工事例とロエベについて紹介させていただきます!
ロエベ(LOEWE)は、1846年スペインのマドリードで創業開始した世界的なラグジュアリーブランドです。
その歴史は180年、スペイン王室御用達の製品です。
まずはそんなロエベの財布の状態をご覧いただきましょう!
目 次
こちらが今回ご依頼いただいたロエベの三つ折り財布になります。
表のちょうど裏にボタンがある位置が黒ずんでおり、その周りもところどころ汚れています。
裏の方は四隅が黒ずんでいました。
また、コバ(革の裁断面を顔料などで塗り固めた部分)がベタついていました。
内側と小銭入れ、お札入れは綺麗な状態でした。
なので、今回は表、裏、コバを修理していきます!
それでは早速、修理後の状態をご覧ください♪
こちらが施工後の状態です!
表面、裏面ともに黒ずみを目立たなくすることができました。
また、ベタついていたコバは塗り直しを行い、ベタつきを抑えることができました。
今回は全体リペア+コバ修理でした。
もちろん、コバ修理のみでのご依頼も可能です。
修理できる内容は、ホームページの料金表に記載してありますが、それ以外の内容やご予算に応じたご相談も承っております。
一度、当店までお気軽にご相談ください。
それでは、今回の修理方法を紹介します!
今回の修理方法は、①全体のクリーニング、脱脂②下地調整(スレ傷補修)③マスキング④着色⑤コバ修理⑥オイル仕上げになります。
①全体のクリーニング、脱脂
表の黒ずんでいる箇所を中心にクリーニングを行っていきます。
黒ずんでいる箇所は、やや表面が出っ張っている箇所で、財布を置いたり、持ったりを繰り返していくうちに表面を保護しているコーティングと塗膜が剥がれていき、革表面に汚れが蓄積したのだたお思います。
クリーニングで表面の汚れ、脱脂で手垢などの汚れを浮かして拭き取るのですが、黒ずんでいる箇所はシミ汚れに近い状態でした。
一通り汚れを拭き取った後、古く剥がれやすい塗膜についても拭き取っていきました。
②下地調整(スレ傷補修)
クリーニング、脱脂を終えたら、革表面を整える作業です。
紙やすりを使って表面の凹凸を整えていきます。
それと同時に古い塗膜やコーティングも落としていきます。
やりすぎてしまうと、革表面のシボ(革独特の凹凸)が無くなってしまうので、丁寧に行っていきます。
その後、スレ傷などを専用の薬剤を使い、綿棒や刷毛などを使って埋めていきます。
この過程をしっかり行わないと、スレ傷から革内部に塗料が浸透してしまい、その部分だけ色が黒ずんだりぼやけたりしてしまいます。
今回は財布の表面が特に擦れていたので、そこをしっかりとスレ傷補修していきました。
③マスキング
内袋の布地や金具、色が異なる部分など、塗料がつかないようにマスキングしていきます。
今回は財布の外側のみですが、表面と裏面で少しだけ色が違いました。
なので、表の塗装時は裏面を、裏面の塗装時は表面をマスキングテープと紙を使って多い、塗料が乗らないようにしました。
④着色
着色する色を調色して塗装していきます。
表面の紺色と、裏面のやや明るい紺色、そしてコバの青色が少し入った黒をそれぞれ調色していきます。
クリーニング、脱脂をすると、オリジナルの色が分からなくなってしまいます。
そのため、クリーニング脱脂前に調色を行うか、施工の範囲外の箇所で同じ色にあわせて調色を行います。
この調色がなかなか難しいです。
100%同じ色を作ることはほぼ不可能です。
しかし、だんだんと近い色になっていくため、もう少しで同じに成るかな?と色を足して少しずれる、また戻すを繰り返します。
判断が難しいですが、ほとんど見た目で差異が分からないくらいまで来たら調色完了です。
今回のロエベの財布は、青色と黒の二色で調色できるかと思いましたが、最終的には合わず、赤色を足すことで近い色合いになりました。
あとは塗装をしながら調整していくことになります。
液体の状態の塗料と、塗装した後の乾燥した塗膜は、若干の印象の違いがあります。
また何回も拭いていくうちに塗膜が厚くなってしまうと、革表面がビニールのような質感になってしまいます。
そのため、最小限の回数、かつ理想の色に近くなるよう調整します。
⑤コバ修理
表面と裏面の着色が終わったら、コバを作っていきます。
今回、コバの表面にベタつきがありました。
コバがボロボロで剥がれていたりする場合は、その部分を剥がしてコバを作り直します。
しかし、今回ベタつきはあるものの、剥がれたり、ボロボロになっている状況ではありませんでした。
なので、コバの上から薄く塗ってコバをつくり、ベタつきを抑えました。
⑥コーティング(ツヤ調整含む)
この工程で艶加減の調整と色落ちが発生しないように処理を行います。
また撥水加工のほか、トップコートで防汚加工を行うこともできます。
革の種類や色、塗装の仕方によって艶の出方は異なってきます。
撥水コーティング仕上げを施してあります。
艶加減は、好みに合わせて調整することが可能です。
ツヤありだと綺麗に見える反面、傷などが少し目立ちます。
マットに仕上げると、傷が目立ちにくく、落ち着いた雰囲気となります。
そのため、ツヤありはバックや財布などのアパレル系の製品、マットはソファーやダイニングチェアなどの家具関係がいいかと思います。
悩んでしまう場合は、オリジナルのものと近い艶加減で仕上げていきます。
⑦オイル仕上げ
全体にオイルを塗りこみます。
革は乾燥すると劣化しやすくなるため、普段から定期的にオイルを塗って油分を補給してあげると長持ちします。
カバンや財布など手に持って使用する革製品は、手の油が自然とつくので、革が乾燥するということは少ないです。
オイルを塗ってメンテナンスをするというのは、数か月~半年に一回程度で十分だと思います。
これだけでかなり長持ちするようになると思います。
以上が簡易的ですが、今回の修理方法です!
黒ずみはうまく直すことができたと思います。
黒ずみやシミなどの表面の汚れは、施工してみないとうまく行くかわからない部分があります。
特に白のバックなどは薄く浮き上がってしまうことがあります。
塗料をたくさん吹いて力技で隠すことも可能ですが、その場合、革のシボが隠れてしまい、質感がビニールっぽくなることがあります。
その場合は、カラーチェンジをすることをお勧めしています。
カラーチェンジは、オリジナルの色より濃い色への染め直しなので、黒ずみやシミが目立たなくなります。
値段は、ベース金額からプラス50%となります。
是非ご検討ください。
また、当店では、財布以外にもソファー、ダイニングチェア、バック、靴、スマホケース、その他革小物など注文を承っております。
見積は無料です。
当店から車で1時間以内の範囲であれば、無料で見積、搬出などお伺いさせていただきます。
ささいな相談などにものりますので、お気軽にお問い合わせください。
今回はロエベ(LOEWE)の三つ折り財布の修理をやらせていただきました。
冒頭でも触れましたが、ロエベは180年の歴史があるラグジュアリーブランドです。
愛用しているセレブも多く、またスペイン王室御用達のブランドでもあります。
上品でシンプルなデザインが特徴です。
ファッションからバック、財布、香水など様々なアイテムがあります。
控え目な日本人にとって、主張が控え目でありながら、気品のあるデザインは好まれると思います。
ロエベは、スペイン発祥の高級ラグジュアリーブランドです。
その始まりは、1846年のスペイン、マドリードに小さな革の工房です。
数人の皮革職人が集まって立ち上げた工房で、最初は革のバック、レザーケース、葉巻入れなどを製作していました。
工房が作成した皮革製品は品質が良く、評判になりました。
1872年、に転機が訪れます。
評判を聞きつけたドイツ人のエンリケ・ロエベ・レスベルグが工房を見学に訪れます。
職人たちの技術力の高さ、細部までこだわった品質の高さに心を打たれ、一緒に働くことを決意します。
そして1872年、ロエベは自身の名を取って「ラグジュアリー・レザー・ハウス・ロエベ」のブランドを設立しました。
1892年には、「E.ロエベ ブティック」を店舗併設型の工房として立ち上げます。
E.ロエベブティックの品質の高い製品は、次第にマドリードの富裕層や貴族の間でも評判になっていきました。
またこのころから、Leather Goods Factory(レザーグッズファクトリー)」というエンブレムがロエベの製品に刻印されるようになります。
1905年、ロエベの愛用者だったコンキスタ公爵夫人によってスペイン王室に紹介され、高品質でユニークなデザインのロエベの製品が高く評価された事により、アルフォンソ13世から王室御用達の称号(Proveedor de la Real Casa)を授かりました。
この称号は、E.ロエベブティックが王室から高い技術と品質があるとお墨付きをもらったことになります。
王室に認められたことにより、ロエベはさらに事業を拡大させていきます。
1910年にバルセロナで二号店をオープン、その後次々とスペイン国内で新店舗を増やします。
店舗数増加にあわせ、1949年には製品工場を建設しました。
製品は、トラバル用品、インテリア小物や靴、ギフト商品などラインを増加させていきます。
さらにこのころから、ロエベは海外ブランドの販売権を獲得自身の商品と一緒に陳列して販売するようになります。
当時、シャルル・ジョルダンやロジェ・ヴィヴィエ、クロエ、クリスチャン・ディオールなどのハイブランドが一つの店舗に並ぶことはまれでした。
これによって富裕層や貴族の間でさらに評判となります。
1965年、婦人向けのブランド、ウィメンズ・プレタポルテをスタート。
1970年、ロエベのブランドの象徴となる「アナグラム」の発表。
1975年、現在でも人気の高い定番バッグ「アマソナ」のリリース。
1985年にはルイヴィトンと提携し、ロエベの店舗にルイヴィトンの製品がならぶようになります。
1989年から、パリを始め、東京、ロンドンに海外店舗をオープンしました。
しかし、この急速な海外展開が、ブランドとしてのアイデンティティを希薄化させていきました。
1996年、ロエベは全株式を売却、LVMH(ルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシー)グループの傘下に入ったことが、さらなる大きな転機となりました。
LVHMはグループは、70以上ものブランドを傘下に収める巨大グループです。
グループに加入したことにより、資金力が増え、新たなデザイナーを迎え入れることができて売り上げが上昇していきました。
現在では、伝統を守りながらデザインを現代にあわせて変更し、富裕層向けから、幅広い世代に支持される世界的なブランドになっています。
また、2014年にはロエベの象徴ともいえるロゴのデザインを刷新、よりシンプルで柔らかい印象のロゴになっています。
1975年に発売されたロエベの定番といえる人気のバックです。
長方形の横長に丸みを帯びた角が特徴で、バックの中央にアナグラムが刻印されています。
落ち着いていて、流行に左右されないフォルムのデザインは女性にとても人気です。
発売当初はアナグラムがバックの中央に大きく刻印されていました。
2014年にロエベはロゴのデザインを新しくします。
そして2015年からのモデルではロゴの大きさを小さく、控え目になりました。
そして現在ロゴは正面右上に刻印されています。
時代に合わせてブランドとしての主張を控え目に、しかしながら変わらぬ高品質で上品なデザインが多くの人を魅了しています。
まとめ
今回はロエベの三つ折り財布とロエベの歴史について紹介させていただきました。
シンプルかつ上品なデザインは見ていて飽きがこないですね。
当店では、ロエベの皮革製品はもちろん、その他のシャネルやグッチ、ルイヴィトンなど、ブランドものからノンブランドまで、修理を受け付けております。
皮革製品の相談、または料金表にないご相談も対応いたしますので、是非、お気軽にお問い合わせください。
バッグや財布、小物に関するベース補修と、縫製補修、クリーニングの価格を抜粋してご紹介します。
ベース施工とは(クリーニング+スレ傷補修+染め直し+色止め加工)コースです。
クリーニングのみ施工とは保湿ケアが含まれるコースです。
※汚れにより落ちないものもあります。
<ベース価格>
| ベース価格 | ||
|---|---|---|
| バッグ・小物関係 (持ち手込み※40cmまで2本) |
Sサイズ(タテ+ヨコ 35cmまで) | 17,200円~ |
| Mサイズ(タテ+ヨコ 60cmまで) | 21,100円~ | |
| Lサイズ(タテ+ヨコ 90cmまで) | 24,900円~ | |
| LLサイズ(タテ+ヨコ 91cm以上) | 30,700円〜 | |
| 財布等の小物 | 11,500円~ | |
| 持ち手(ハンドル) ※1本当たりの料金 |
3,800円~ | |
| 部分補修(タテ+ヨコ=16cmまで) ※1箇所当たりの料金 |
3,800円~ | |
この他にも、トップ加工、特殊素材、カラーチェンジ、色数、補修箇所、縫製の有無などなど、様々な条件やオプション、お品物の状態や施工の難易度などを確認した上でのお見積りとなります。
<縫製補修価格>
| 財布 | ||
|---|---|---|
| ファスナー交換 | 長財布 | 15,800円〜 |
| コンパクト | 13,900円〜 | |
| 小銭入れ | 12,000円〜 | |
| 引手作成 | 5,400円~ | |
| スライダー交換(シルバーorゴールド) | 5,400円~ | |
| ホック交換 | 3,600円〜/1個 | |
| 7,200円〜/2個 | ||
| バッグ | ||
| 内袋交換 ※1 | 20,400円〜 | |
| 内張交換 ※1 | 43,200円〜 | |
| 根革(付け根)交換 | 9,600円〜(1箇所) | |
| 持ち手作製 | 平持ち手 9,600円〜/1本 | |
| 丸持ち手 12,000円〜/1本 | ||
| ショルダーベルト作製 | 20,400円〜 | |
| パイピング交換 | 15,600円〜/1本 | |
| ファスナー交換 | 18,000円〜 | |
| ・ファスナーの布地の色がブラック、ブラウン以外の場合はプラス4,000円~(税込み) ・分解、再縫製をするため、元の縫製ラインからズレることがあります。 ・スライダーはYKKの物になります。海外製はプラス料金がかかります。(ririなど、プラス4,000円~(税込み)) ※1 使用する生地はキャンバスかシャンタンかナイロンになります。合皮、本革の場合は要相談。 |
||
<クリーニング価格>
| バッグ・小物関係 | |
|---|---|
| Sサイズ(タテ+ヨコ 35cmまで) | 7,800円~ |
| Mサイズ(タテ+ヨコ 60cmまで) | 9,500円~ |
| Lサイズ(タテ+ヨコ 90cmまで) | 11,200円~ |
| LLサイズ(タテ+ヨコ 91cm以上) | 13,800円~ |
| 財布等の小物 | 5,200円~ |
| 持ち手(ハンドル) ※1本当たりの料金 |
1,700円~ |
\大切な革製品を長く美しく使うために、修理やメンテナンスを検討してみませんか?/
掲載価格は目安です。価格改定により変更となる場合があります。
詳細な料金は、お見積り時に確定いたします。
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