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2026/08/21

熊本市のお客様「トートバック」全体リペア+カラーチェンジ

 

こんにちは!

革研究所熊本北店です。

今回は熊本市のお客様からの「トートバック」全体リペア+カラーチェンジの施工事例を紹介します!

また、動物の革についても少しお話したいと思います!

まずは、依頼品の状態からご覧ください。

 

依頼品の状態(Before)

 

 

 

 

 

 

今回の依頼品はこちらのオレンジ色のトートバックになります!

調べてみると、ヤギ革(ゴートレザー)でした。

全体的に乾燥しており、スレ傷と銀面(革の表面)が剥げている箇所がありました。

また、持ち手のちょうど握るところのコバ(革の裁断面を保護してある部分のこと)がボロボロに取れてしまっています。

 

このトートバックは、お客様の御祖母様が愛用されていたものだそうです。

スレ傷が多かった場所は、バックの中央下部でした。

肩にかけて持った際、一番腰にあたる部分です。

そのため、かなり長い期間、気に入って愛用されていたんだなということがわかりました。

譲り受けた際、スレ傷などが目立つので一度修理してみようとのことで依頼してくださったようです。

また、今回はえんじ色にカラーチェンジをしたいとご依頼をいただきました。

カラーチェンジの場合は、お客様に色を指定していただきます。

スマホやネット上の画像の場合、画面の明るさによって色の印象が変わってきてしまいます。

そのため、紙に印刷していただくか、ご希望の色の生地などを持ってきて頂く必要があります。

今回はえんじ色のマグネットを持ってきてもらい、それに合わせて調色を行いました。

 

修理する際、新品と同様の状態に戻すといことは難しいです。

しかし、修理に持ち込まれた時の状態が軽微であればあるほど、修理後の状態はよくなります。

お気に入りのバックや財布の傷が気になるけど、少しだからいいか、と放置していると修理をしても跡が残ってしまう場合があります。

気になるバック、財布革小物などがある場合は一度ご相談ください。

 

それでは、修理後の状態を見ていきましょう!

 

依頼品の状態(After)

 

 

 

 

いかがでしょうか!

スレ傷などうまく修復できたと思います。

カラーチェンジはお客様から依頼のあったえんじ色に仕上げました。

コバについては少し暗めの色にして再形成を行いました。

中の部分も同様に同じ色に染めました。

 

カラーチェンジは、基本的にオリジナルの色より濃い色へのリカラーになります。

理由として、長く使われている革製品だと、シミなどで濃くなっている箇所があるからです。

淡い色でカラーチェンジしてしまうと、シミの部分が濃く透けてしまったり、オリジナルの色自体が透ける可能性があります。

一番多いカラーチェンジの色は黒です。

濃い色として選びやすいのもありますが、ファッションとしても合わせやすいというのも理由の一つです。

 

お家にあるバックや財布、キーケースなど、この色に変えたい!というのがあれば是非、ご検討ください♪

 

それでは、次に修理方法について紹介します!

 

修理方法

 

今回の修理方法は、①全体のクリーニング、脱脂②下地調整(スレ傷補修)③マスキング④着色⑤コバ形成⑥コーティング(ツヤ調整含む)⑦オイル仕上げになります。

 

①全体のクリーニング、脱脂

 

クリーニング作業で長年の使用によって蓄積された手あか、ホコリ等の汚れを丁寧に除去します。

汚れを力任せに擦って落とそうとしてしまうと、かえって表面を傷つけることになってしまいます。

専用のクリーナーを革に染み込ませ、刷毛などを使ってシボ(革の凸凹やシワのこと)に溜まったホコリや汚れをかき出します。

かき出した後は、ウエスなどでしっかりと拭き取り、乾燥させます。

その後手垢などの油汚れをIPA(イソプロピルアルコール)でクリーニングと同様の方法で落としていきます。

また、この時に、革の表面を保護しているコーティングと、古い塗膜を剥がしていきます。

今回のトートバックだと、もっとも手垢がついている部分は持ち手の部分でした。

なので持ち手を中心に手垢を落としていきます。

 

長年愛用していくうちにできた黒ずみなどは、シミになっていたりしてクリーニングでは落ちない場合があります。

同色での再塗装では対応できない場合もあるので、その時はリカラーをお勧めしています。

 

②下地調整(スレ傷補修)

革表面にできたスレ傷やひび割れなどを紙やすりやスポンジ研磨剤などを使って研磨し、表面の凹凸を平滑にしていきます。

また、クリーニング、脱脂で取りきれなかった革表面のコーティング、塗装を剥離します。

この作業は革を傷つけるのと同じですが、これを怠ると④着色の作業で塗料の定着が悪くなる原因になるので、丁寧に行っていきます。

スレ傷がひどい場合、研磨すると細かい毛羽立ちのカスが出続けることがあるので、ある程度のところで終わりにします。

その後、スレ傷などを専用の薬剤を使い、綿棒や刷毛などを使って埋めていきます。

今回の依頼品で最もスレ傷が多い部分は、肩に掛けた際に体にあたる中央下部、パイピングの部分でした。

綿棒でスレ傷を一つずつうめていきました。

 

③マスキング

内袋の布地や金具、色が異なる部分など、塗料がつかないようにマスキングしていきます。

今回の依頼品の作業で、最も時間のかかる作業がマスキング作業でした。

特に染料は、布地についてしまうと取れなくなってしまうので丁寧に行います。

内袋の広い部分は、養生ビニールシートで覆っていきました。

 

④着色

着色する色を調色して塗装していきます。

今回はカラーチェンジのため、お客様からご依頼いただいた色を調色していきます。

色は原色を使って全て一から作り、スプレーガンを使って塗装していきます。

そのため、どんな色でも作ることができますが、100%同じ色を作ることはできません。

ブランド品などの場合、正規品として扱われなくなる場合もありますのでご了承ください。

 

調色した色を塗装していく前に、染料でカラーチェンジに近い色に染めていきます。

今回は赤色の染料を使って全体を染めていきました。

染料の注意点として、まれに表にある糸目から内袋に染料が染み出してしまうことがあります。

しかし、今回は染料の染み出しは大丈夫でした。

 

そしていよいよ、調色した色に染めていきます。

外側、内側、持ち手の部分を全て塗装していきました。

 

⑤コバ形成

コバ(革の裁断面のこと)を再形成していきます。

コバは、革でははなく、着色した接着剤のようなものを塗り重ねることで作られています。

革製品を長年使用していると、コバがひび割れてしまったり、取れてしまうことがあります。

今回の依頼品は、持ち手の部分のコバがボロボロになり、取れていました。

カラーチェンジで調色した色より、少し濃い目の色でコバ液を作り、塗り重ねていきました。

 

⑥コーティング(ツヤ調整含む)

この工程で艶加減の調整と色落ちが発生しないように処理を行います。

またトップコート加工を行い、撥水・防汚加工を行うこともできます。

革の種類や色、塗装の仕方によって艶の出方はちがってきます。

今回のトートバックは、もともと艶が強いものでした。

そのため、ややマット寄りの半艶で仕上げました。

また、撥水コーティング仕上げを施してあります。

 

艶加減は、好みに合わせて調整することが可能です。

ツヤありだと綺麗に見える反面、傷などが少し目立ちます。

マットに仕上げると、傷が目立ちにくく、落ち着いた雰囲気となります。

そのため、ツヤありはバックや財布などのアパレル系の製品、マットはソファーやダイニングチェアなどの家具関係がいいかと思います。

悩んでしまう場合は、オリジナルのものと近い艶加減で仕上げていきます。

 

⑦オイル仕上げ

全体にオイルを塗りこみます。

革は乾燥すると劣化しやすくなるため、普段から定期的にオイルを塗って油分を補給してあげると長持ちします。

 

 

 

修理の流れとしてはだいたいこんな感じになります!

あとは革製品の種類や、状態によってクリーニングのみだったり、カラーチェンジのみだったり。

お客様のご要望に応じてこちらからも施工内容を提案させていただきます!

お見積もりは無料です。

公式LINEでお問い合わせをいただくと、5%の割引をさせていただきます。

 

今回ご依頼いただいたトートバック、革の種類はヤギ革(ゴートレザー)の商品でした。

そこで、今回は動物の革について紹介させて頂きます!

 

動物の革

革製品は世の中にたくさんありますが、動物の種類も多いです。

牛、豚、羊、ヤギ、馬、ワニ、、、などなど。

基本的に革は、食べれる生き物はだいたい革としてなめされ、販売されています。

日々の食事で、肉を食べないという方は少ないと思います。

動物の皮、たとえば牛や豚の皮は食用としては不向きです。

そうすると、食用として不向きとなる皮は大量に廃棄されることになります。

それではもったいない、ということで皮をなめして使われるようになりました。

皮は、そのままだと腐敗、硬化、縮んでしまいます。

長期間、均一な状態で保存、利用を可能にしたのがなめしという技術でした。

漢字だと、「鞣し」と書きます。

革を柔らかくする、で鞣しです。

漢字になるほど、私たちの生活には欠かせない工程です。

それでは、主要な動物の革を少し紹介していきます。

 

牛革

流通している動物の革で、流通量のトップは牛です。

牛革は、革表面の凹凸が少なく、毛穴が目立たないので、様々な製品に加工しやすいです。

厚みがあり丈夫で、小さい革小物から、大型のソファーまで用途は様々です。

流通量が多いという点も、革製品の製造業者からすると安定的に入手しやすく好まれやすいです。

また、牛革は、年齢、雄かメスかなどで呼び名が変わります。

 

・カーフスキン

生後6か月以内、4~7kgの子牛皮。きめ細かく、手触りが良いのが特徴で、牛皮の中で高級品として取引されます。

 

・キップスキン

6か月から2年以内、7kg~14kgの中牛皮。カーフスキンについでキメが細かく、厚みもあります。カーフスキンの次に高値で取引されています。

 

・カウハイド

生後2年以上の雌牛、出産経験のあるメス牛の皮。腹部の繊維が伸びていることもありますが、子牛よりも丈夫で、雄牛よりも柔らかい中間的な特徴を持つ皮です。

 

・ステアハイド

生後3か月から6か月の間に去勢された、2年以上の雄牛。革の厚みや耐久性などバランスの取れた皮です。

 

・ブルハイド

生後3年以上の雄牛。去勢されていない雄牛の皮で、丈夫で厚く、耐久性は牛革の中でトップクラスです。

 

主要な呼び名は上記の5つです。また、国によって呼び名が変わったり、重さで呼び名を変えたりします。

 

 

豚革

日本で唯一時給自足されている革です。

豚革は3つの毛穴が並んでいるのが特徴です。

一般的に革の構造は、上部が乳頭層、下部が網上層と言われ、乳頭層が繊維が密で上質な部分、網状層が荒いそうになります。

この層の割合によって上質な革なのか判断材料になるのですが、豚革については全体が乳頭層になっています。

そのため、上質な革、ということになります。

手触りがよく、他の革と比べると耐久性に優れています。

しかし、値段は比較的安価で取引されており、もう少し評価されてもいいのでは?と思います。

 

ヤギ革

今回紹介させていただいたトートバックがこのヤギ革になります。

繊維密度が高く丈夫で軽く、薄くしても強度が保たれます。

豚革よりも革表面の凹凸が大きく、弾力性があります。

革のサイズは小さいため、小物やハンドバックなどで利用されます。

 

羊の革

きめ細かく、凹凸の少ない繊細なシボとしなやかさが特徴です。

ヤギ革に似ていますが、ヤギ革より柔らかく、そのため丈夫さは少し劣ります。

 

馬革

「コードバン」を聞いたことある方もいるのではないでしょうか?

希少な高級革として有名です。

馬の臀部の皮から作られるもので、光沢があり、たいへん美しいことから、「革のダイヤモンド」と言われたりします。

革のサイズとしては小さいため、財布や靴の素材として使われることが多いです。

 

ワニ革

ワニ革はどれも高級品ですが、中でもクロコダイルは別格になります。

特徴は何といってもゴツゴツしたその見た目ではないでしょうか。

特に背中がゴツゴツしており、かっこいいですが、製品として使いこなすのが難しく、一般的には腹側が扱われています。

 

そのほかにも、鹿、ダチョウ、蛇、トカゲ、エイなど、種類はとても豊富です。

それぞれに異なる見た目、特徴があるので奥深い世界です。

また別の機会に、もっと詳しく紹介させて頂きます。

 

 

料金について

 

ソファやチェアなどの家具に関するベース補修とクリーニングの目安の価格を抜粋してご紹介します。

ベースとは(クリーニング+スレ傷補修+染め直し+色止め加工)コースです。
クリーニングのみ施工とは保湿ケアが含まれるコースです。
※汚れにより落ちないものもあります。

 

<ベース価格>

ソファ・家具関係 一人掛けソファ 39,800円〜
二人掛けソファ 79,800円〜
三人掛けソファ 109,800円〜
ソファセット 179,800円〜
マッサージチェア 59,800円〜
ダイニングチェア各種椅子 29,800円〜
部分補修(タテ+ヨコ=16cmまで)
※1箇所当たりの料金
10,980円〜

この他にも、トップ加工、特殊素材、カラーチェンジ、色数、補修箇所、縫製の有無などな

ど、様々な条件やオプション、お品物の状態や施工の難易度などを確認した上でのお見積り

となります。

 

<クリーニング価格>

ソファ・家具関係
一人掛けソファ 14,900円〜
二人掛けソファ 29,800円〜
三人掛けソファ 39,800円〜
ソファセット 69,800円〜
マッサージチェア 19,800円〜
ダイニングチェア各種椅子 8,900円〜

 

\大切な革製品を長く美しく使うために、修理やメンテナンスを検討してみませんか?/

掲載価格は目安です。価格改定により変更となる場合があります。

詳細な料金は、お見積り時に確定いたします。

 

 

 

革研究所熊本北店について

 

 

革研究所熊本北店では、大型のソファや椅子から、小物のバックや財布、革靴など革製品であれば何でも修理に対応しております。お見積もりは無料ですので是非お気軽にお問合せください。

ご依頼の製品によってクリーニングのみやカラーチェンジ、革の張り替えなど状況に応じて個別に対応しております。料金プランもございますが、施工内容によって金額は前後いたします。

出張見積りについては当店から車で1時間の距離でしたら無料でお伺いさせていただきます。

また、LINEのお友達登録、見積依頼で総額5%OFFになります。

依頼品の配送なども行っております!

宅配便も全国から受け付けております!

まずはお気軽にお問い合わせください。

 

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お問い合わせ先

 

 

革研究所熊本北店
 
対応修理項目:ソファー修理・ダイニングチェア修理・財布修理・カバン修理・その他革製品
修理対応エリア:熊本県全域エリア、その他近郊 ※宅配で全国対応
 
住所:熊本県合志市御代志1603-5 グランハイツ1-1
TEL:096-228-8134
定休日:日曜日
営業時間:10:00~17:00

 

 

 

革修理対応製品

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革鞄・バック

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革の鞄(カバン)のスレやキズの補修、変色、革の色を変える(カラーチェンジ)までお任せください。VUITTON(ヴィトン)GUCCI(グッチ)等の革ブランド品も修理可能です。

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革財布(サイフ)、小銭入れ、キーケース等の小物全般の革のキズ、スレをキレイに修理いたします。CHANEL(シャネル)GUCCI(グッチ)等のブランド革小物の修理ももちろんOKです。

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男性物の革靴、女性物のブーツ等靴の革修理(スレ・キズの補修)も可能です。思い出の有る革靴等の修理はお任せください。もちろん革靴の修理に関してもブランド靴の修理可能です。

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革ジャン、革コート・革のジャケット等革衣類の修理、補修もお任せください。部分的なスレ・キズの補修から、革全体の色を変える(カラーチェンジ)まで幅広く対応いたします。

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革ソファー・革の椅子の修理実績も多数ございます。痛み具合によっては革の張替えも可能です。カッシーナ(CASSNA)等のブランドソファー修理もお気軽にご相談ください。

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自動車の革ハンドル・革シートの修理(リペア)も可能です。ベンツ・BMWなどの高級外車から、国産の自動車まで数多くの修理実績がございますのでお気軽にお問合せください。

店舗情報

革研究所 熊本北店

代表者:北川 輝
所在地:熊本県合志市御代志1603-5 グランハイツ1-1
TEL:096-228-8134

対応エリア
熊本県全域(熊本市、合志市、荒尾市、玉名市、玉名郡、山鹿市、菊池市、菊池郡、阿蘇市、阿蘇郡、その他近郊エリア)

当店の革修理は革の事を知り尽くした熟練職人が一点一点丁寧に修理・補修いたします。思い出の有る大切な革製品を安心してお任せください。また、ブランド品(VUITTON・CHANEL・GUCCI等)の革修理経験も豊富です。革のキズやスレの補修はお任せください。革修理の御見積やお問合せはもちろん無料です。

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