ソファー・バッグ・財布修理|熊本市 革修理は革研究所 熊本北店
革修理ブログ
2026/09/29
革バッグの穴・スレ傷も直る!輪怐(リンク)の修理&染め直し事例
こんにちは!
革研究所熊本北店です!
今回は神奈川県のお客様の「輪怐LIN-KU(リンク)バッグ」スレ傷、穴の補修と染め直しの事例と革の仕上げ方の種類について紹介します!
それでは早速依頼品の方を見ていきましょう!
目 次
こちらが今回の依頼品になります。
全体的にスレ傷と色褪せがあり、部分的に茶色く変色している箇所があります。
バッグの裏面(肩に掛けた時に体側に来る方)は、本革が2枚張り付けられているのですが、色褪せ方が違うのが見て分かるかと思います。
そしてバッグの上端の縁の部分はスレて穴が空いていました。
こんな状態でも、修理することは可能です!
それでは、施工後の依頼品をご覧いただきましょう!
いかがでしょうか!
こちらが修理後の状態になります。
表面のスレ傷は浅ったため、修理して染め直すことで目立たなくなりました。
裏面の色褪せ方の違いも染め直しで調整いたしました。
バッグの上端の縁にある穴は埋めて染め直したので、ぱっと見ではどこがに穴があったのか分からなくすることができました(よーく見たらわかります)。
修理前は年季が入っている印象でしたが、鮮やかに復活させることができました。
これで色褪せなど気にすることなく使用することができると思います♪
ご自宅に昔買った思い出のバッグや財布などの革製品はありませんか?
スレ傷がある、日焼けしている、色が変色しているなど。
その革製品、もしかしたら直るかもしれません。
気になる方は一度当店にお問い合わせください。
ご相談、お見積もりは無料になります。
ホームページの右上にある公式LINEやメールで依頼品の全体と気になる箇所の写真を添付していただけるとお見積もりがより詳しくできるかとおもいます。
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それでは、修理方法を紹介したいと思います!
今回の「輪怐(リンク)バッグ」の修理方法は、①クリーニング・脱脂②下地調整(スレ傷補修)③マスキング④着色⑤色止め加工⑥防汚加工の6工程になります!
それでは一つずつ紹介させていただきます。
まずは全体をクリーニングしていきます。
革専用のクリーナーを革表面に霧吹きを使って吹きかけ、ウエスや刷毛で汚れを浮かせて拭き取るイメージで作業します。
クリーニングの工程ですが、革表面のすべての汚れを落とせるわけではございません。
長年の汚れは染みになっていることがあり、また手垢や油汚れも落ちない場合があります。
そのため、クリーニングのみをご希望のお客様は、全て綺麗になるわけではない、ということをご理解いただければと思います。
次に脱脂作業を行います。
脱脂をするための専用の薬剤を使って油汚れや手垢などを落としていきます。
この工程は油汚れと一緒に革表面を保護しているコーティング、古くなった塗膜も落としていきます。
古くなったコーティングや塗膜は残しておくと、新しい塗料がうまく乗らなかったり、塗膜剥離の原因になるので、油汚れなどがないところも含めて全体を脱脂作業していきます。
この工程では、スレ傷などで毛羽立ってしまった革表面を平滑にして手触りを滑らかにします。
それと同時に、脱脂作業で落としきれなかった革表面のコーティングや塗膜を落としていきます。
スポンジ研磨材を使って表面を削っていくのですが、削り過ぎてしまうと革表面のシボ(革特有のシワや凹凸)が無くなってしまいます。
なので、最小限の研磨作業で終えるよう気を付けながら作業していきます。
表面の研磨が終わったら、全体のスレ傷を補修していきます。
スレ傷補修をすることで、着色の際の色が均等に乗って仕上がりが綺麗になります。
スレている箇所は革の密度を上げる薬剤を浸透させていきます。
傷がある箇所は表面の溝を埋めて平滑にする薬剤を使用していきます。
最後に、スポンジ研磨材を使用してもう一度研ぎ、表面を整えて完成です。
着色しない部分に色が乗らないようマスキングしていきます。
今回は緑色と紺色のツートンカラーなので、まずは塗装しない箇所と紺色の部分をマスキングします。
緑色の着色が全て完了したら、紺色の部分に張ったマスキングを外し、緑色の箇所にマスキングを施していきます。
ツートンカラー以上は工程が二倍になるので、その分割増料金になります。
詳細は見積の際にお問い合わせください。
マスキングは張り付ける素材によって粘着力を変えます。
布地は粘着力が弱いと簡単に剥がれてしまい、革や合皮は粘着力が強いと塗膜が剥がれてしまうためです。
素材を見て判断しながら作業を行っていきます。
着色するための色を調色していきます。
色は全て一から調色していくので、どんな色でも作ることができますが、100%同じ色を作ることは難しいです。
しかしながら、出来るだけ100%に近い色を作れるように努力しますのでよろしくお願いします。
今回はツートンカラーなので、紺色と緑色の2色を調色していきます。
調色が終わったらスプレーガンを使用して着色していきます。
塗りムラが発生しないよう気を付けながら均一に塗っていきます。
最初に緑色、次にマスキングを施して紺色を着色していきました。
着色を終えたら、色止めコーティングを施していきます。
この色止めを行うことで色移り、色落ちのトラブルを防ぐことができます。
基本的に革製品の多くは色止めコーティングが施されていますが、このコーティングはアルコールなどで拭いてしまうと落ちてしまいます。
消毒用アルコールで拭いたら綺麗になりそう、と思いますが堪えて革専用のクリーナーやオイルを使って手入れをするようにしてください。
最後に防汚加工を施していきます。
防汚加工を施す事で汚れや傷をつきにくくすることができます。
また、防汚加工以外に撥水コーティングを施す事も可能です。
革は水に弱い性質があり、染みになったりカビが生える原因になることがあります。
デリケートな革素材の製品や靴やバッグなど雨の中で使用する機会があるものは撥水コーティングを施すのもいいかもしれません。
以上が修理方法と⑥つの工程になります。
だいたいどの製品も修理の流れは同じになります。
しかし、同じメーカーの同じ商品であっても使用環境や保存環境によって状態は変わってきます。
製品の状態に合わせて細かい修理方法を変えてなるべく施工跡が残らないよう作業を行います。
色褪せてしまった、角のスレ傷、染み汚れが気になるバッグは自宅にありませんか?
買い換える選択肢以上にまだ使いたい!という思いがある場合は一度当店にご相談ください。
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今回の依頼品は輪怐LIN-KU(リンク)のショルダーバッグでした。
輪怐LIN-KU(リンク)は日本製の鞄を手掛けるブランドで、今年で23周年を迎えています。
ユニークなデザインが特徴的なバッグもあり、見ていて面白いです。
今回の依頼品もユニークなデザインですが、機能性もしっかりと考えられた作りになっています。
バッグのマチの部分にはファスナーがついており、使用目的に応じて容量を大きくしたり小さくしたりすることができます。
以前ポーターのバッグ修理で紹介しましたが、このマチが拡張する機能は吉田カバンが生み出した技術で、1950年代に大ヒットした機能です。
表側は、縦に革を余分に縫って折り込まれており、カバンの中が圧迫されると少し膨らむような設計になっていました。
また革もしっかりとした丈夫なものが使わてれいる印象でした。
現在の店舗は東神田に移転中(2026年9月現在)のようですが、過去にはコーヒーショップ併設のポップアップストアなどを運営し、お客様と会話しながらブランドの良さを伝えるといった接客を行っていたようで、長く愛用されているファンの方も多いようです。
東京に行く機会がない!という方は、オンラインストアがあるので、一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。
革製品は私たちの暮らしには欠かせない素材のうちの一つだと思います。
革の歴史は古く、旧石器時代まで遡ります。(約15000年前!)
動物の皮はそのままの状態だと腐敗し、縮んで硬くなってしまいます。
皮が腐らないように、大きさを維持しながら柔軟性を与えるための加工を鞣す(なめす)といいます。
皮を鞣して初めて革になります。
そんな革は人類の暮らしと密接にかかわってきたことから、鞣し方や技法、種類、仕上がりの違いなど多岐にわたります。
ご自宅にある革製品も、見た目は近くても製法や特徴は異なるものかもしれません。
そこで、革製品の仕上げ方の種類を少しだけ紹介したいと思います!
銀面(表皮にあたる革の部分)の加工方法は、①ヌメ革②オイルレザー③染め革の大きく分けて3つあります。
これれの革は、顔料による着色や表面を保護するコーティングがされていないデリケートな素材になりますが、革の風合いが活かされているため、好んで使われることもあります。
タンニン鞣しを施した後、染色や表面の保護などの加工を一切行っていない大変デリケートな革です。
革の風合いが一番色濃く出ており、経年変化も大きいのが特徴です。
しかしながら、水や油分を吸い込みやすく、染みになりやすいので注意が必要でもあります。
ヌメ革にオイルを程良く染み込ませて仕上げた革で、ヌメ革よりも柔軟性と耐水性があるのが特徴です。
革の風合いと扱いやすさのバランスが取れているので好んで使われる素材の一つです。
染め革は、ヌメ革を染料で染色して仕上げた革です。
革の銀面と床面(銀面の裏側)の表革だけを染め上げたものと革の内部まで染め上げた「芯通し」の2通りの染め方があります。
芯通しは断面の切り口が同じ色で染まっています。
革の色はバリエーションがあるのはもちろん、表面に加工を施しているわけではないので、革の風合いも楽しむことができます。
起毛革は①スエード②ベロア③ヌバック④バックスキンの4種類あります。
革の繊維をヤスリ掛けなどで毛羽立たせ、手触りを良くした商品です。
毛羽立たせるために繊維が柔軟である必要があります。
そのため、鞣し方はタンニン鞣しではなくクロム鞣しが一般的です。
耐水面については注意が必要ですが、傷がついても目立たない点や手入れがブラッシング程度で済むところも特徴の一つです。
床面をやすり掛けなどで起毛させたもので、ビロードのような手触りが特徴です。
中でもヤギ革のスエードは上質なことで知られています。
銀面のない、床革を起毛させたもので、よく仔牛の革がりようされます。
起毛の毛足が比較的長いのが特徴です。
上の二つとは違い、銀面を毛羽立たせたものです。
スエードやベロアと比べて毛足が短く、手触りが滑らかなのが特徴です。
雄鹿の革の銀面を削って毛羽立たせたものをいいます。
バックとは背中ではなく雄鹿のことを指します。
現在では鹿の革の流通量が少ないため、目にする機会が少ないです。
以上が革の仕上げ方の種類になります!
ギン面を仕上げたもの、表面を毛羽立たせて起毛革したもの2種類です。
その中でもさらに処理の仕方が分かれて全部で7種類になります。
その他には、革の表面の加工処理の仕方がいくつかあります。
顔料やコーティングで被膜を作ったり、シボの凹凸をだしたり、光沢をだしたりと様々です。
こちらの表面加工については、また別の機会に紹介したいと思います!
ここまでお付き合いいただいた方は、誠にありがとうございました。
これからも革についてや製品、技法、ブランドについて紹介していきますので、よろしくお願いいたします!
バッグや財布、小物に関するベース補修と、縫製補修、クリーニングの価格を抜粋してご紹介します。
ベース施工とは(クリーニング+スレ傷補修+染め直し+色止め加工)コースです。
クリーニングのみ施工とは保湿ケアが含まれるコースです。
※汚れにより落ちないものもあります。
<ベース価格>
| ベース価格 | ||
|---|---|---|
| バッグ・小物関係 (持ち手込み※40cmまで2本) |
Sサイズ(タテ+ヨコ 35cmまで) | 17,200円~ |
| Mサイズ(タテ+ヨコ 60cmまで) | 21,100円~ | |
| Lサイズ(タテ+ヨコ 90cmまで) | 24,900円~ | |
| LLサイズ(タテ+ヨコ 91cm以上) | 30,700円〜 | |
| 財布等の小物 | 11,500円~ | |
| 持ち手(ハンドル) ※1本当たりの料金 |
3,800円~ | |
| 部分補修(タテ+ヨコ=16cmまで) ※1箇所当たりの料金 |
3,800円~ | |
この他にも、トップ加工、特殊素材、カラーチェンジ、色数、補修箇所、縫製の有無などなど、様々な条件やオプション、お品物の状態や施工の難易度などを確認した上でのお見積りとなります。
<縫製補修価格>
| 財布 | ||
|---|---|---|
| ファスナー交換 | 長財布 | 15,800円〜 |
| コンパクト | 13,900円〜 | |
| 小銭入れ | 12,000円〜 | |
| 引手作成 | 5,400円~ | |
| スライダー交換(シルバーorゴールド) | 5,400円~ | |
| ホック交換 | 3,600円〜/1個 | |
| 7,200円〜/2個 | ||
| バッグ | ||
| 内袋交換 ※1 | 20,400円〜 | |
| 内張交換 ※1 | 43,200円〜 | |
| 根革(付け根)交換 | 9,600円〜(1箇所) | |
| 持ち手作製 | 平持ち手 9,600円〜/1本 | |
| 丸持ち手 12,000円〜/1本 | ||
| ショルダーベルト作製 | 20,400円〜 | |
| パイピング交換 | 15,600円〜/1本 | |
| ファスナー交換 | 18,000円〜 | |
| ・ファスナーの布地の色がブラック、ブラウン以外の場合はプラス4,000円~(税込み) ・分解、再縫製をするため、元の縫製ラインからズレることがあります。 ・スライダーはYKKの物になります。海外製はプラス料金がかかります。(ririなど、プラス4,000円~(税込み)) ※1 使用する生地はキャンバスかシャンタンかナイロンになります。合皮、本革の場合は要相談。 |
||
<クリーニング価格>
| バッグ・小物関係 | |
|---|---|
| Sサイズ(タテ+ヨコ 35cmまで) | 7,800円~ |
| Mサイズ(タテ+ヨコ 60cmまで) | 9,500円~ |
| Lサイズ(タテ+ヨコ 90cmまで) | 11,200円~ |
| LLサイズ(タテ+ヨコ 91cm以上) | 13,800円~ |
| 財布等の小物 | 5,200円~ |
| 持ち手(ハンドル) ※1本当たりの料金 |
1,700円~ |
\大切な革製品を長く美しく使うために、修理やメンテナンスを検討してみませんか?/
掲載価格は目安です。価格改定により変更となる場合があります。
詳細な料金は、お見積り時に確定いたします。
革研究所熊本北店では、大型のソファや椅子から、小物のバックや財布、革靴など革製品であれば何でも修理に対応しております。お見積もりは無料ですので是非お気軽にお問合せください。
ご依頼の製品によってクリーニングのみやカラーチェンジ、革の張り替えなど状況に応じて個別に対応しております。料金プランもございますが、施工内容によって金額は前後いたします。
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